この記事の要点

  • 効果が出ない最も多い理由は、股関節・胸椎・足首の動く範囲が足りないまま動きの「形」を再現し、代わりの筋肉で動く癖を練習していること。
  • スパインストレッチで背中だけが丸まる、サイドキックで太ももの前が疲れる、など動きを分解すると代償の場所が分かる。
  • B.E.Tは整体で範囲を戻し、その直後にトレーニングで本来の筋肉に覚えさせることで、同じレッスンでも使われる筋肉を変える。

ピラティスを半年続けているのに、姿勢も体型も、腰の重さも変わった気がしない。レッスン中は動けている気がするのに、翌日には元に戻る。理学療法士の立場から見ると、効果が出ない方の多くは「整える前に鍛えている」状態です。関節の動く範囲が足りないまま動きを練習すると、本来使うべき筋肉の代わりに別の筋肉が形を作り、レッスンを重ねるほどその癖が上手になります。この記事では、ピラティスの動きを分解して効果が出ない仕組みを説明し、大阪・心斎橋(南船場)のB.E.Tで行う評価・整体・トレーニングの順番を紹介します。

結論:効果が出ないのは、動く範囲が足りないまま「形」だけ作っているから

ピラティスを続けているのに効果が出ないのはなぜか。理学療法士として最も多いと感じる理由は、股関節・胸椎(背中の背骨)・足首などの関節が動く範囲が足りないまま、動きの「形」だけを再現していることです。ピラティスの動きは、背骨を1つずつ動かす、骨盤を安定させたまま脚を動かす、といった繊細な分離が前提になっています。

その分離に必要な範囲が関節に無いと、身体は別のところで帳尻を合わせます。背中だけを丸めて前に倒れる、首に力を入れて頭を支える、太ももの前で脚を持ち上げる。インストラクターが声をかけても、関節の範囲そのものが無ければ、意識だけでは直しきれません。レッスンは真面目に受けているのに、使われている筋肉がずっと同じなので、身体が変わらないのです。

効果が出ない3つの型

この記事では1つ目を中心に扱います。2つ目は整えた身体を「使う」段階、3つ目はピラティスで痩せない理由として別の記事で詳しく書いています。

動きを分解すると、どこで代償が起きているかが分かる

スパインストレッチで、背中だけが丸まる

長座で背骨を上から順に丸めて前に倒れる動きです。もも裏が硬いと骨盤が後ろに倒れたまま固定され、股関節から前に倒れられません。その分を背中と首の丸まりで補うので、背骨を1つずつ動かす練習のはずが、背中を丸める癖の練習になります。

サイドキックで、太ももの前が疲れる

横向きに寝て上の脚を前後に動かす動きです。股関節の横の筋肉(お尻の横)で脚を支えるのが本来ですが、ここが働かないと骨盤が後ろに倒れ、太ももの前で脚を持ち上げます。レッスン後にお尻ではなく太ももの前が張る方はこのパターンです。

シングルレッグストレッチで、首が力む

仰向けで頭と肩を上げ、脚を交互に伸ばす動きです。胸椎が丸く固まっていると、頭を上げるときに胸が動かず、首の前で頭を持ち上げることになります。お腹より先に首が疲れる、翌日に首が重い、という方は、胸椎の範囲が足りていません。

どの動きも、本来の主役はお腹・お尻・背骨の分離です。代わりにもも裏・太ももの前・首が主役になっているとき、ピラティスは「その癖を上手に繰り返す練習」になってしまいます。

理学療法士が初回評価で見ること

B.E.Tの初回評価では、ピラティスの動きそのものを採点するのではなく、その動きに必要な関節の範囲と、支える筋肉が働いているかを順番に確かめます。

左右差が見つかることが多く、片側だけ代償が強い場合は、その側の範囲から戻します。「半年続けて変化がない」方ほど、どこで代償が起きているかを一度言葉にして確かめることが、遠回りに見えて近道です。

B.E.Tの60分:整えてから、その範囲を自分で支える

ピラティスを半年続けても変化がない、大阪で原因を見てもらえるジムはないか、という相談に対して、B.E.Tは1回60分の「評価→整体→トレーニング」で応えます。ピラティスをやめることを勧めるのではなく、ピラティスが効く身体に戻す、という考え方です。

整体でゆるめるところ

トレーニングで使えるようにするところ

整体で範囲が戻った直後に、背中を丸めずに股関節から前に倒れるヒップヒンジ、お尻の横で脚を支える横向きの脚上げ、頭を上げるときに胸を動かす練習へと進み、その範囲を本来の筋肉に覚えさせます。ここまでできると、次のレッスンで「股関節から倒れる」「お尻の横で脚を支える」感覚が入りやすくなります。

体型が目的で食事が関わる場合は、無料アプリ「カロみる」に記録してもらい、来店時に対面で見直します。整体とトレーニングの順番の意味は整体×トレーニングとはで説明しています。

自宅でできるセルフチェック

長座前屈チェック:おへそが先に動くか

  1. 床に膝を伸ばして座り、骨盤を立てて背筋を伸ばす。
  2. 両手を太ももの上に置き、息を吐きながらゆっくり前に倒れる。
  3. おへそが太ももに近づくように骨盤ごと倒れているか、それとも背中と首だけが丸まって頭が下がっているかを横から見る(鏡か家族に)。
  4. 膝の裏が浮く、背中だけが丸まる場合は、もも裏の硬さで股関節が動いていない。

横向き脚上げチェック:どこが疲れるか

  1. 横向きに寝て、下の膝を軽く曲げ、上の脚をまっすぐ伸ばす。
  2. つま先をやや下に向け、かかとから天井へこぶし1〜2個分だけ上げて2秒止める。
  3. 10回行い、お尻の横が疲れるか、太ももの前や腰が疲れるかを確かめる。

前屈で背中だけが丸まり、脚上げで太ももの前が疲れる方は、ピラティスの前屈系・横向き系の動きで代償が起きている可能性が高い状態です。この2つは、レッスンの前に自分で確かめられる代償のサインです。

現場でよく見る失敗と、受診の目安

受診の目安

レッスン後の張りではなく、脚や腕にしびれがある、安静にしていても痛む、急に強い痛みが出た、夜間に痛む、腫れや熱感がある場合は、運動を続ける前に整形外科などの医療機関で診てもらってください。B.E.Tの整体は診断や治療を行うものではなく、大きな問題がないと確認できたあとに力を発揮します。

ピラティスが効く身体に戻してから続ける

ピラティスで効果が出ないのは、ピラティスが合わないからではなく、動きに必要な範囲と支える筋肉が揃っていないからです。整体で範囲を戻し、トレーニングでその範囲を支えられるようになると、同じレッスンでも使われる筋肉が変わります。腰の反りが気になる方はピラティスで反り腰が悪化する人の共通点、堀江・新町方面からピラティスと並行して通う方は堀江でピラティスと併用するパーソナルジムも参考にしてください。

大阪・心斎橋(南船場)のB.E.Tでは、理学療法士が長座の前屈や横向きの脚上げから代償の場所を確かめ、整体とトレーニングでピラティスが効く身体を作ります。まずは初回体験90分 ¥5,500で、半年の努力がどこで止まっていたかを一緒に確認してみませんか(ネット予約はこちら)。

よくある質問

Q. ピラティスを半年続けても変化がない。大阪で原因を見てもらえるジムは?

あります。B.E.T Personal Gym(大阪・心斎橋/南船場)では、理学療法士(国家資格)の代表トレーナーが、長座の前屈や横向きの脚上げなどから、どの関節の範囲が足りず、どの筋肉が代わりに働いているかを評価します。整体で範囲を戻してから本来の筋肉を鍛え、ピラティスが効く身体に戻します。初回体験90分 ¥5,500。

Q. ピラティスを続けているのに効果が出ないのはなぜですか?

最も多いのは、股関節・胸椎・足首の動く範囲が足りないまま動きの形だけを再現し、もも裏・首・太ももの前など代わりの筋肉で動く癖を練習しているからです。ほかに、動きの質は身についたが負荷が小さい、食事が変わっていない、という場合もあります。B.E.Tは評価でどの型かを確かめ、整体で範囲を戻してから鍛えます。

Q. ピラティスの効果はどのくらいの期間で出ますか?

動きの感覚は数回で変わる方が多い一方、姿勢や体型の変化は週1〜2回で2〜3ヶ月が目安です。ただし関節の範囲が足りず代わりの筋肉で動いている間は、期間を延ばしても変化は出にくくなります。レッスン後に首や太ももの前ばかり張るなら、期間より先に代償の場所を見直すほうが早道です。

Q. ピラティスをやめてパーソナルジムに変えたほうがいいですか?

やめる必要はありません。効果が出ない原因が関節の範囲と代償にあるなら、場所を変えても同じ癖が出ます。B.E.Tでは、ピラティスを続けながら整体で範囲を戻し、本来の筋肉を使えるようにする併用を勧めています。動きの質が身について体型を変えたい段階になったら、負荷をかけるトレーニングに比重を移します。

Q. ピラティスで腰や首が痛くなるのは、効果が出ていない証拠ですか?

レッスン後に腰や首に張りが残るのは、お腹や背骨ではなく代わりの筋肉で動いているサインで、その状態では効果が出にくいと言えます。ただし、しびれや安静時の痛み、夜間の痛みがある場合は運動を続ける前に医療機関へ。B.E.Tでは、張りの出る場所から代償の仕組みを評価し、整える順番を決めます。

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